スレイヤーズ感想記
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TRY感想記第7回「和平会談?これがドラゴンの神殿か?」
2006年08月26日 (土)20:53
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今回初めて登場する最長老。本名バザード=ウル=コプトで、フィリアとは多分祖父と孫の関係なんでしょう。
スレイヤーズは父親(に近い)と子供の関係がひじょーーーーに多く、リナとリナ父、アメリアとフィル皇子、レゾとゼルなど、どれもこれも父親です。
……しかし、いくら竜族とはいえ、肉親をずっと「最長老様」と呼ぶフィリア。上司と部下の関係しか見えてこない最長老のフィリアへの接し方。うーん、正常とは言いがたいですね。
もちろん、フィリアが生まれた時には、最長老と歳が離れすぎていてってことも考えられます。
でもね、相当最長老はフィリアを溺愛してるのは、フィリアをみればよくわかる。
一族というか、世界を統べる4竜神の一人、火竜王ヴラヴァザードの傍に仕える、ドラゴンロードの黄金竜一派の中でも、特別大きい存在だった火竜王の神官長を祖父に持ち、巫女として何不自由なく暮らし、世界の成り立ちも、自分の立場も、何も疑問にも持たなかったフィリア。
そんなフィリアを育て上げたのが、他ならぬ最長老だったのですよ。

だから、神に仕える者でありながら、無意味に繰り返してきた竜族間の権力抗争も、疲弊しきり争う意味さえ無くしかけている神魔の争いも、何一つ知らずにのうのうと生きてきたわけですね。このお嬢さんは。

別にそれがどうというわけではないですが、世界を動かす立場に居る人間がそれでは困るでしょう。
地竜王一帯はまだ、未知なる存在ですが、空竜王は、火竜王のような大大的な竜族の神殿はなく、どちらかといえば、一匹狼。
水竜王は長がやられた上に、結界張られて手出しできず。廃れきったが、クレアバイブルがあるため、ミルガズィアさんら黄金竜と黒竜が住んでる程度。
となれば、世界の神族としてほぼ中心的役割を果たしていたと考えれるのが、この火竜王の神殿なんですよ。
前も言いましたが、本当の神族の3竜神は世界の統率とか、そんなこと考えてません。ので、実際に動かしてきたのは、この竜族ってことになるんでしょうね。

神魔の争いが疲弊しているというのは、ゼロスの言葉もそうですが、神魔戦争終結時の5000年前で、こう着状態に陥っているからです。
魔王の欠片が蘇えると世界は滅ぶとか言っていますが、レゾもルークも、結局自身の願望で、リナの攻撃を受けた形跡があります。つまり、人間から蘇った魔王は自殺願望を少なくとも持ち合わせてるというわけで、純粋な魔族としての滅びを願っているとは、とても思えないんですね。
そういう状態にしたスィーフィードの目論みは上手くいったと言えますが、残りの分断された4竜神は積極的に魔族に攻撃を仕掛けることはありませんでした。

大体、神族がそんなに躍起になって魔族を滅ぼそうとしているのなら、ルークが魔王として蘇ってからの数週間、リナが魔族に狙われていた数ヶ月間、はたまた水竜王の力が人間とともに蘇った時、神族は見ているだけだったんでしょうか。
つまり、神族はそんなことでは動かないという立証になるわけです。

神は動かん。魔族は動けん。これがリナたちの世界の現時点の情勢です。


さて……、ややこしい歴史の歪みを作りつつも、世界を支えてきた最長老との対面が始まります。
けど、その前に……

フィリア「あなたたちが遺跡を動かしたりしなければ、この神殿が崩壊することもなかったのようっ」
 あー……そうだった、遺跡結局当たっちゃったんだっけ?
ゼル「これも信託で告げられた……滅びの第一歩なのだろうか…」
フィリア「らしいこと言って誤魔化さないで下さい!今回はあなたが元凶じゃありませんか!」
 ゼルウケるよ。リナがよく使う「らしいことを言って誤魔化す」をまじめな顔して言うんだもん。
リナ「まっやっちゃったもんは仕方がないわよねー。あはははは」
ゼロス「ですよねーv」
ガウリイ「そうだなぁ。くよくよしても始まらんさー」
アメリア「形あるモノは必ず滅ぶとも言いますしねっ。これも運命だったんですよ」(ええ、スレイ界にはそんな諺があるのっ!?)
リナ「そうそう、これもサダメじゃーーー。あっはっはっはは」
フィリア「あなたたち完全に人事だと思ってるでしょ!!!!!」
かわいそうなフィリア。完全にリナたちのペースに乗れてません。

ゼロス「それじゃ、ボクはこの辺で一時引き上げさせて貰いますね……」
リナ「ああっ!ゼロス!!!!一人だけ逃げるつもりぃ?」
ゼロス「そうじゃ、ありませんよ。……でもここは火竜王の神殿。魔族のボクがいつまでものんびりしてるわけにもいかないでしょ!…………それじゃ!」
リナ「ああーー!魔族っ!おかっぱ!!!あたしも連れてけぇー!こらぁ!」
いやいやいや、ゼロス。あんたが現れてから何のリアクションもしてないで帰っちゃうのかい!

って、おお、タイミングを計ったかのような黄金竜の登場!
リナ「ひぇ〜〜〜また、この登場パターンかっ!」(ミルガズィアさんと一緒)

というわけで、最長老との対面、そして食事にありつくリナたち。一人呼び出されるフィリア。
この最長老、好む人も少ないと思うほど、とにかく裏ありげな態度が気に入りません。良い味出してるぜっ、じいちゃん!ヴァルにもそれなりの理由があることを、言うためには、神側はこれくらいじゃないとね。

ヴァル「アルメイス。なぜだ?なぜ奴らと戦ってはならぬというのだ?」
アルメイス「まだ……その時期ではないということだ。いずれ時期が来る」
ヴァル「お前は言ったはずだ。お前の目的に手を貸せば、見返りに俺の復讐に手を貸すと」
アルメイス「復讐とは…あいつらを倒すことか?」
ヴァル「そうだ。魔竜王ガーヴ様が滅ぶ引き金となった、ゼロスとリナ=インバース!あいつらを倒すことだけを願い、俺は今まで生き延びてきたのだ!」

うわっ!ラーシャートのように上司を失った魔族が別の魔族の軍下に下る設定を無視した!まあ、ヴァルはちょっと特殊な魔族なんでしょうがないか。
ヴァルはどちらかといえば、人魔に似てて、竜族の混合体。自身も魔竜の竜の特性を持った魔族だったガーヴだからこそ、ヴァルは竜族としての特性も持ち合わせた魔族になったのでしょう。ガーヴ一筋でもいいよ、もう。

アルメイス「だが、お前も我等の目的に力を貸したといえるか?」
ヴァル「何?」
アルメイス「我等が求める5つの武器のうち、最後の一つ。それを探し出すのがお前の役目ではなかったか?」
アルメイス「このラグド・メゼギスと共にある2つの武器はすでに我等の手の内にある。そしてこの世界には残り2つの武器が秘められている。
一つは”光の剣”と呼ばれるゴルンノヴァ。だが、あと一つの在り処はようとして知れぬ!それを探し出すのが、お前に手を貸す条件ではなかったか?」
アルメイス「お前の復讐心を利用するようで悪いが、我等にも急がねばならぬ理由がある」
ヴァル「ちっ!わかっているさ」
アルメイス「我等にはあの力が必要なのだ。そしてあの力を導くもの……それが残り一つの武器なのだ」

というわけで、やはり高山さんが書いてる脚本では、若干人物と行動に修正が入っているので要注意です。
そう、ヴァルとアルメイスは上司と部下なんかじゃない。同盟のようなもの。だから、ヴァルはアルメイスをいとも簡単に裏切ります。
そして、探し物の武器はあと一つ。……その武器の名はガルヴェイラ!まさか、この探していた武器こそが、ヴァルの滅びた一族が隠していたとは何たる皮肉か。
まだヴァルガーヴはその運命を知らない。またその武器の為に、多くの竜の血が流れることも……。

一方こちらは火竜王の神殿。神殿の後片付けを任せられたリナ。ぶつくさ言いながら、指揮を執ります。ガウリイ……元気ですねぇ。こういう肉体派のときは。
魔法と光の剣でやる土木工事は、うーんさすがだなぁ。ブロックをゴーレムを使う術で区切るとはさすが!ゼルの意外な絵心といい、面白い!
そして肝心のリナの設計は…orz
アメリア「リナさんって…美的センスなかったんですね」
そうそう、映画ごうじゃすでも、芸術的な陶芸作ってたし。

最長老「フィリアよ。もう一度問おう。あの者達が本当に信託に告げられた者たちだと言うのか?」
フィリア「はい!……多分……」
黄金竜「何とも情けない話だな。赤竜の騎士(スィーフィードナイト)を招くはずではなかったのか?」(もちろんリナ姉ちゃんのことだ)
フィリア「それが…断られちゃいまして……それで、赤竜の騎士のご推薦でリナさんたちを…」
中略
最長老「フィリアよ、ここに来るまでの間、あの者たちの人となりを知ったはずだ。その上で誠に滅びの信託に告げられた者たちだと思うのか?」
フィリア「それは……」
最長老「どうなのだ?」
フィリア「私はあのリナさんたちこそ、滅びの信託に告げられた者たちだと思います!私はわずかながらリナさんたちと共に旅をしてきました。その中で、上手く言えないのですが……”持つ能力以上を成し遂げる何か”。あの人たちはそういうものを持っています!」
最長老「”持つ能力以上を成し遂げる何か”……か…」
フィリア「まあ、勢い余って今回のことのように暴走することもあるようですが」(責任擦り付けてやしませんか、フィリア)
黄金竜「冥王フィブリゾと魔竜王ガーヴが滅びるきっかけになったのも、あの者たち」
フィリア「いかに力があろうとも…。例え我々ドラゴンでさえできることではなかったはずです」
最長老「それを成す者と成さざる者には、大きな差があるということか」
フィリア「それに私が最初に尋ねた赤竜の騎士は言っていました。ご信託にある『闇と光とその狭間の力』とはスィーフィードの力を宿す自分のことではないと。その上で、あのリナさんたちを推薦してくれたんです」
最長老「闇と光とその狭間の力……持つ能力以上のことを成し遂げる何か……フィリアよ…」

ということで、リナたちに託すことにした竜族。
ゼル「気に入らんな!なぜそんなまだるっこいことをする?」
ゼル「お前たちが信用する火竜王に任せればいいじゃないか」
それは、この手の冒険での禁句ですって、ゼルさん。まあ、素直に火竜王が竜族に従うわけがないと思いますがね。火竜王に最長老たちは勝手に仕えてるだけっぽいし……。
そして、魔族と神族の膠着状態での「不毛なにらみ合い」ってヤツ(冷戦か)で、それも出来ないと……。

そこにあわられたはアルメイス!おお、単身乗り込みに来たか!さてさて、どうなる?

TRY感想記第6話「流浪流転?暴走神殿の旅を!」
2006年08月05日 (土)01:23
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 ゼルにある共通点があるのをご存知でしょうか?
 それはヤツは電撃系の魔法を女によくかけることであるっ!!!!!
 これはご存知でしょう。ゼルガディスが無印4話でリナをモノ・ヴォルトでしとめたことを。そして今度は寝ている女に向かってディグ・ヴォルトですよっ!?
 更に更に、レゾはゼルを改造するときやはり雷撃のような感じで改造していたり、コピーレゾはゼルの首を捕まえて雷撃かましたりと、この雷撃好きはグレイワーズの血筋ではないかと疑いを禁じえません!!!!!!!
 ヤツは!ヤツはああ見えて実はそういう趣味、げはっ!ぐふっ!

 えーもう、地に落ちたかと思われる私の品格でも、最後まで言うのは躊躇われましたので、感想記に参りたいと思います。

 さて、今回はリナのモノローグに代わりゼルガディスがやっております。
ゼル「名も知れぬ土地に漂着して、早一月。フィリアの導きによって難苦を重ね……今や地図ない原野を見るだけだ。レゾにより授けられた数々の知識が、現在の位置を知るのに大いに役立っている……皮肉なものだ。未知の大地を目の前にして、どこへ向かおうというのか。俺の名はゼルガディス。魂の荒野を彷徨う……悲しき改造人間だ。」
 いやいやいや、雷撃好きとか言う時点で、そんなキザなこと言っても無駄だから。魂の荒野をさすらい続けて、最後は岩壁相手に語りかけちゃうから。

 しかし、ゼルガディスが方位を見ながら旅をする技術を持っていたとは…考えてみればレゾってすごい教育熱心だったんですね。
 だって、リナたちの土地はほぼヨーロッパと同じ大きさ。道は補正され、カタートなどのごく一部を除いては、東はセイルーンから西のライゼールまで一気に歩けるほど、整っています。途中、よほどのことが無い限り、宿場町も用意されていますし。
 そんなところで地図を作るって人以外、星や太陽の位置から現在の位置を割り出すことなんてしないでしょうからね。
 ゼルの博識はTRYで如何なく発揮されます。まあ、考えてみればレゾの親族だから当然ですけど、かなり裕福な家庭で教育されたことは確かなゼルガディスでした。

 ずーと歩き続けても全く変わらない大きさの火竜王の神殿。そうか”大陸”なんて言葉は狭い結果内で生活していたリナたちにとってははじめてのこと。
 フィリアを抜かして全員ダウンのご様子。
アメリア「あっリナさん!リナさーん!もう少し行った先に明かりが見えますけど!」
リナ「えっ?ヤッター、街だわ!これでご飯にありつける!」
ガウリイ「飯っ?おっしゃあーーーー!!!!!飯だ、飯!メシさえ食えれば何でも良い!リナぁー!行くぞぉー!!!!!」
リナ「ほい来た!ガウリイ!」
リナガウ「メシ、メシ、メシ、メシーーーーー!!!!!!!!!」
フィリア「体力……あんなに有り余ってるじゃないの……」
 何気ない会話ですが、ガウリイがリナをリードするのは本当に珍しいことなので、書いてみました。ガウリイは3大欲求のうちの大半が「食欲」にいってしまった悲しき3枚目……。

アメリア「わーー大きな遺跡ですねぇ。……それに比べてなんだか小さな街ですね」
フィリア「この街の名はエクス・プレーナ。あの大きな遺跡がこの街の観光名所になっています。もう何千年前のものらしいですよ」

 街の名前が初めてTRYで明らかになりました。世界地図はご存知でしょうか?あのエンディングの最初の一枚やオープニングでぱっと出てくるあれがそうなのですが、現在地はリナたちが住む地域の南――、地図で言うところの東の大陸の真ん中辺りです。

 今回ゼロスが異世界の来訪者であるアルメイスらを調査することになったのも、火竜王一派が動き出したからだと思います。
 火竜王一派が動いて、獣王が出てきたのは、結界を張っていた4人の腹心たちのうち、南に拠点を持つ獣王に一番近かったじゃないでしょうか?
 これと同じようなことが水竜王の騎士でも言えまして、ライゼール帝国から海を渡ったリナたちは、反対側の西の大陸に着き、西中央部を収めている空竜王まで旅をしました。で、出てきたのがダルフィンの神官と将軍、ヒュレイカーとリクスファルト。それは、結界の西を担当していたダルフィンだったから。
 と考えると、あながち5腹心たちも仕事を一方に押し付けているとかではなく、拠点を中心に分担していたことがわかりますね。

 地域差はやっぱり西の大陸と東の大陸でだいぶ差があるらしく、西の大陸は中華っぽく、東の大陸は西洋。この街の名や今までの食生活や建築様式を見る限り、魔法が廃れている以外、結界内と余り代わりがないのがTRYの舞台、東の大陸の中央部です。
 これは後半に入ってくると、どんどん南下していくんですけど、そうするとトロッコとか機械仕掛けが増えてきて、なかなか文明の違いを感じさせてくれます。


 さてさて、やっと飯にありつけたリナたち。奇声を発しながら皿を片付け、ガウリイに至っては皿までかじりつき、閉店してたのにたたき起こされた店主は、泣きながら料理……。
 原作では、夜、残ったシチューとかぱくついてたリナと違って、なんと、アニメリナの強引なこと……。

 ブルーリーの実がついにアニメでも登場!!!!!そう、気の良さそうなおばちゃんがさらりと仕込んだあらいずみ版漫画で出てきたあの眠りの木の実を、ジラスが鍋の中に入れる!おお、ジラス。冴えてるぞ、鍋の中とは!

店主「当店切っての自慢の料理です。もう、さっさと味わって食べて、とっとと帰っておくれ」
リナ「うわー美味そうっ!いっただきー」(瞳が「喰」に)
ガウリイ「まーーーーーすっ!!!!!!!!!」
 SE ひょい (フィリアが鍋を隠す)
フィリア「もう!いい加減にしてください。大体ここの支払い誰が出すと思ってるんですか?私ですよっ?!ええい、いっそのこと…………!」
フィリア「んぐっんがっごくっ……」(鍋丸呑み)
店主「ああぁ、味わってって言ったのにぃ……」

 店主報われねえー!ということで、せっかくのブルーリーもフィリア一人のみにしかききませんでした。ここでフィリアが寝てしまったために、統率取るが取れなくなります。
 竜族の建築した遺跡に興味があるゼルガディスは夜中一人で抜け出します。が、そこにはみんなが。
リナ「ぬけがけはずるいぞ」
 と、一向揃って遺跡へ…。
フィリア「お給料上げてください……最長老様ぁ」(切実ですね、リナたちを養うからには…

 遺跡内には古代文字が…そしてその部屋の向こうは空洞になっているという。そこへゼロス登場。
リナ「それよりゼロス。これ、何って書いてあるの?」
ゼロス「ふむふむ……なるほど……」
ゼル「なっ!なんて書いてあるんだっ!」
 うわ、ゼルがゼロスに素直にモノ頼んだよ!さすがTRY!もう、すっかりフィリア以外はゼロスに慣れたというか、慣れさざるおえないというか…。ビックリしたのは私だけですか?
ゼロス「はるかな古の時代。この場所には高度な文明がありました」
リナ「古の時代って…降魔戦争とかがあった頃の?」
ゼロス「いいえ、この遺跡は1000年どころか何万年も前の技術と高力が結立したもので、クレアバイブル級の知識と技術が用いられています。」
ゼル「クレアバイブル級だとぉ!?」
 おっお宝ありそうな説明だなぁー!
リナ「それでそれで!なんて書いてあるの?」
ゼロス「ああ、それは……さっぱり読めません。ああ、でもフィリアさんなら多分読めると思いますよ。」
リナ「おお、それもそうね!ゼル!フィリアを起こすのよ!」
 アニメリナって人に指図するの、なれてるよね……。
ゼル「おい、起きろ!フィリア!おいっ!…………仕方がない」

 というわけで、冒頭のディグ・ヴォルトにいくわけです。マジ、一瞬の目が真剣で怖いゼルガディスです。
ゼル「ディグ・ヴォルト!!!!!」
リナ「わぁ〜〜〜〜〜っ!やめいやめいやめぃ!!!!!」
ゼル「離せぇリナぁっ!」
アメリア「そんなことしたら、起きる前に死んじゃいますよっ!!!!!」
 ディグ・ヴォルトはトロルも一発で倒します。人間系統がクラって平気な雷撃はアーク・ブラスとモノ・ヴォルト。
ゼル「一度は起き上がるはずだ!」
リナ「それって単に反射で動くだけでしょっ!」
フィリア「ふぁあぁあっ!!!!!!」
 なんとっ!ディグ・ヴォルト食らって平気とは!さすが、ドラゴン。

 そして目覚めてしまった、フィリア。すると、竜の血で自動的に遺跡が開く!

遺跡「ええ、閉まる扉にご注意ください。閉まる扉にご注意ください。」
遺跡「ええー、毎度ご乗車くださり、ありがとうございます。次は火竜王の神殿ー。火竜王の神殿ーー」

 えっ!クレア・バイブル級とまで断言して、遺跡、列車??
 っ!ああ!最初のフィリアの「壁沿いを歩いていけば」って、あれ、この遺跡のレールだったのね!!!!!

フィリア「ああ、竜族に伝わる宝石と……魔法の力が揃わなければずっと遺跡のままだったのにぃ……」
ゼロス「なるほど、竜族の交通機関だったんですね。でもよかったじゃありませんか。これで一気に火竜王の神殿までいけるじゃないですか」
フィリア「何を気楽なことを!進む先には幾つもの街ができちゃってるんですよ!はっ!このままでは大惨事に!こんのぉ!責任取りなさいっ!!!!」
ゼロス「それじゃあ、また後でv」
 フィリアの穴に堂々乗るゼロス。
フィリア「んもう!許さない!!!!!!」
 いやいや、責任は…どちらかといえば、ゼルとリナだから。

リナ「とにかくトンズラこくわよっ!」
 ええぇ、それが主人公の台詞ぅ〜?
フィリア「なんて無責任な!」
 そこへ出てくるジラスとグラボス!爆弾持ちすぎて自爆するジラス。パワーが落ちて魔法が使えなくなっても(魔力を吸い取って動く遺跡)素手だけで投げ飛ばすリナ。つっ強ぇ〜〜〜。つーか今までの3流キャラでも最弱だよ、グラボス……。

フィリア「止まって!止まってっ!」
 何とか遺跡をとめようとするフィリア。しかし、暴走した遺跡は止まるどころか異常なスピードで動いていく。と、目の前に街が!!!!
リナ「で!どうすんの!どうすんのよっ!!!」
フィリア「……祈りましょう。これでもしかしたら止まるかもしれません」
リナ「死人が出るわよぉーーー!!!!!!」
フィリア「神殿をーー守るためのぉーー尊い犠牲ーーーー」
リナ「歌って誤魔化すなぁ!!!!!あたしたちはどうなるのよーーーーぅ」
フィリア「はあ、お茶がおいしいわぁ」
 フィリア予想以上に使えねぇ!!!!!!直前で現実逃避です。こんな依頼主はいやだぁーーー。
 ってぇ、本当に街に突っ込んだよぉ!おい!!!!!!!!
 しっ死人が……いや、スレイヤーズでこういう場合に死者がでないのは知ってんだけど、でもビックリだ。

 そして舞台は変わってゼルVSグラボス!
ゼル「ふっ!獲物を剣で倒すのは久しぶりだな」
 そうね、あんたNEXT3話で剣士と対決したときも、「格の違いをみせる」とか言っておいて魔法で倒したしね。
 なんだかんだ言って無印ぶりでは?軽くあしらわれるグラボス。

フィリア「魔法を溜め込んだ容器を壊せば……あるいは……(神殿は止まるかもしれません)」
 ということで、遺跡をぶっ壊しにかかるリナたち。
 途中街がまた合ったりしたが
リナ「また一つ……街が消えた……」
 という意味深っぽいだけの台詞で流される。うぉおおおいっ!!!!!!
 そして手当たり次第遺跡を壊すリナたち。
フィリア「ああっ!辞めてくださいぃ!どれも国宝級の重要文化財なんですからぁ!ああっ!神殿が近ぁーーーい!!!!!!」
 ばたっ(ああ、誰も見てないよ、フィリア!そして誰も聞いてないよ!

リナ「あと…残るはあれね……」
ガウリイ、久しぶりに光の剣じゃなくて普通の剣を入れなおす!おお、久しぶりなのに剣の挿し方を覚えてるなんて!
 ご神体を壊した天井先にはエネルギーたっぷりと思われる光り輝くガラスが!しかし、さすがのガウリイも跳躍できず!
 この間もフィリアってば哀れすぎです…。
 ジラスの爆弾を利用して、天井まで飛ばそうと考えるリナ。バッター4番はガウリイ。口に葉っぱ咥えるのを忘れず、見事ジラスのボールを打つ!!!!!
 ジラス、こんなときに一瞬映る絵で過去話。お前は滅ぼされた赤い狐族の中でもいじめられたんかい!観たところ種族が違うのかもしれないが!

 魔力が戻っても惰性で走る暴走列車!!!!!!どうするんだ!!!!!
 そう、遺跡を丸ごと吹っ飛ばすためにお久しぶりのドラグスレイブ!省略なし!
 ああ、ガウリイがっ!ガウリイがっ!!!!!!
 おお、木の葉のように舞い降ちる……。

 だけど、遺跡の一部が突っ込んで……火竜王の神殿には着いたものの…神殿大破。思わず気を失うフィリアって、何回気を失ったかわからないくらい、振り回されたフィリアでした。

ゼル「とんだ茶番だ……」
 ほんとうなことで……。って、お前のせいだよ。


 ここでゼロスが登場。さあ、これからどうなる?というわけで、次回へつづくぅ!

TRY感想記第5話「流言飛語?炎を吐かなきゃ煙は立たぬ?」
2006年08月02日 (水)01:14
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 今回の話はこういう話ですよね(サラリ
 フィリアとゼロスのいがみ合いっぷりには、さしもの4人を手を焼くほど…。今までのシリアスから一転。今回はギャグオンリー。今回はオリジナルストーリーだけあってこうした小話多いですね。いやー豪華豪華。

フィリア「駄目!絶対っ右の道です!」
ゼロス「そ〜ですかぁ?ボクは左の道のほうがお勧めですけどね」
フィリア「いい〜え!」
ゼロス「いい〜えって…………」
フィリア「魔族のそんな甘い言葉にはひっかかりませんからね!」
ゼロス「ああぁ!頭っからそんな風に人を否定するようじゃ、あなた、巫女として失格ですね!」
フィリア「あーらぁそんな生ごみ魔族にそんなこと言われる筋合いありませんわ」
ゼロス「……『生ごみ』?『生ごみ』って言ったな!『生ごみ』って言う方が『生ごみ』なんですぅ!」

 ああ、終にゼロスの特徴の『ですます』調が!きました、きました、ゼロスとフィリアの悪口対決っ!石田さん名演技です。ちょっとゼロス、生ごみって言われて泣きそう。
 初っ端そうそうから二人とも、合い反しまくり。前回、ついに動物以下の略称で呼ばれたゼロス。NEXTでリナをも軽くあしらい、飄々と一行のトップに上り詰めていたゼロス。が、TRYではそうはいかなかった。
 やはりアニメスレイヤーズたるもの、キャラが立たなくなるのは、すなわち死の、芸能界にも勝るとも劣らぬ厳しい業界です。

リナ「ねーその火竜王の神殿ってさ。フィリアの言ってる方が近道なんでしょ?」
フィリア「知りません!」
リナ「はい?」
フィリア「ですが、私も火竜王の巫女!北の山で氷漬けになっているロートル魔王に頭の上がらない魔族の言うことに、おめおめ従うことなどできません」
ゼロス「ん……くっ…………」(相当悔しいんだろうな)
ゼロス「やれやれ〜わがままな人ですねっフィリアさんったら。あ、人じゃなくてドラゴンでしたっけ?それじゃ仕方ないですね。はっはっは」

 うわっ!フィリア……魔族に対してそれは禁句だよ。というか…ほんと、TRYはマニア向けだな。これは原作読んでるか、無印の4話見てないとわからないじゃない。誰が一回でこのフィリアの台詞で、「部下S」を思い出したでしょうか?そうだ、そうだよ、確かに魔族の長は部下Sで確かにロートルだ(笑)
 あのフィブリゾもあとがきでL様に良いように使われてる部下Sの下で働いてるんだから……何と言うか…。最近じゃ同僚に混じって焼肉食ってるとかまで所帯染みてるし……。

 そして場面は町へ。フィリアの道で正解だったのは、食べ物にありつけたこと。ほんと、毎回何か食ってるリナたち。これまでTRYで4話を抜かして一度も食事シーンを欠かしたことがありません!

リナ「ねえ、このドラドラのビックリ鍋ってどんなのだろ?」
店主「これはお目が高い。この街でドラドラのビックリ鍋を食べなかったら、そりゃもう、一生後悔だよ。生きのいいドラドラを贅沢にも丸ごと一匹特製の出汁で煮込んでな。まったりとした味がドラドラの触感と微妙にマッチしてこれまた絶品!」
リナ「なんだかわかんないけど、おいしそうじゃない。よし!それ追加!よろしくぅ!」
 でたでた、にゃらにゃらに引き続き、ドラドラって!

フィリア「リナさん!今がどういう時かわかってるんですか!……こんなことをしている間にもヴァルガーヴたち魔族が何を企んでいるのか……。世界の危機とビックリ鍋!どっちが大切なんですか!」
リナ「うーーん、今はビックリ鍋!」
リナ「ま、あいつらに光の剣が必要なら、あたしたちがどこにいようが敵は向こうからやってくる。けど、ドラドラのビックリ鍋はここでしか食べられないし?」
アメリア・ガウリイ「そうそう」

 うっわ!アメリアぁ〜〜〜。ここは正義〜とか言わないわけ?……リナに完全に染められてるぅ〜〜〜。
 時が立つのはおそろしや……すっかり思考がリナモードに。
 ゼロス→フィリア→リナたち→ゼロスのじゃんけんの図式で、どうしてもフィリアはリナに逆らえないのでした。
 まあ、さすが常識派のフィリアは、4人の中では浮いております。駄目よ、旅はね、長いものに多少巻かれないと…。見てよ、この3人の見事な流れっぷり。みんな最初はアクがあったのに、今じゃすっかりリナにあわせ……。…………それでいいのだろか……(泣き)

 そんな中現れたゼロスに腹いせするフィリア。「あなたがそばにいるからリナさんの根性がひねくれる」と、フィリア、めちゃくちゃ八つ当たりやわ。
 まあ、その言い争いは勝てなくて、思わず店を飛び出るフィリア。
ガウリイ「あっフィリア」
 ここで、フォローに入るガウリイは、さすが腐っても「良い人」のキャラだけは残している元ヒーローです。が、フィリアにまで「ほっといてください」と殴られて……。…………泣いて良いよ……たまの台詞なのに………(ガウリイは説明スキルが全くないため、こういう時にしかしゃべれない)。
 まあ、フィリアはほっとけば戻ってくるわ、と気楽なリナ。そこへゼルが鋭いツッコミ。

ゼル「金はどうする」
一向「えっ……」
ゼル「ここいらで通用する金を持っているのはフィリアだけだぞ」
アメリア「……ってことは、わたしたち今、無一文なんですね。どうします?ここの支払い……」
リナ「なんてことなのっ!?傷心のフィリアを見知らぬ街に一人放っておくなんて!あなたたちっ!それでも仲間なの?あたしは違うわ!傷ついたフィリアを見捨てたりはしない!さっ!皆でフィリアを迎えに行きましょう!」
アメリア「あ、リナさん!」
ゼル「それしかあるまい……行くぞアメリア」
アメリア「……はい…………」
店主「ふっふっふ……お客さん…ビックリ鍋…………もうすぐだからね……って、あっいねえ!!!!」
店主「食い逃げだぁ…………食い逃げだぁああああああ!!!!!!!!」
アメリア「ああ〜やっぱり……」
ゼロス「やれやれ……」

 ああ、上手い。上手すぎる……この会話。よく原作でも「できてるなぁ」と思う会話があるけれど、こういう高度なリナ会話をよく考えられるなと思ってしまいます。ギャグ会話スキルが高すぎるっ!
 ぶっちゃけ、今回の話はどうでもいいんだけど、こういう会話が端々にあるから見逃せないっ!これぞ、スレイヤーズの会話テンポです。


 子犬をなでながら、一人広場でいじけるフィリア。
フィリア「何で私がこんな苦労ばかり……本当にリナさんはこの世界を救ってくれるのでしょうか。…………あんな、魔族の仲の良い救世主だなんて……あんな……ゼロス……ぜぇろぉすぅ〜〜〜!!!!」
 子犬も殺気に逃げ帰る。
フィリア「はっ!嫌だわ……顔に出ちゃうのかな?ぎすぎすした人間関係って」
 うわ、リアルだ、この人。リアルすぎること言ってる。

 そしてグラボスのあられもない陰謀でつかまるフィリア。この街はドラゴン禁制だったのだ。
 どうでもいいけど私は、「ドラゴンきんせい」と言われて「金星」と思ってしまって会話がわからなくなった愚か者です。
 牢屋につかまるフィリア。ドラゴンになって逃げようとしますが…ふと、やめて牢番に話しかけます。

フィリア「あの、もし?」
牢番「ん?」
フィリア「あの……私これからドラゴンに変身して逃げようと思うのですけど…、その……ちょっとだけ裸になっちゃうんで…そこで見張っていられると恥ずかしいんです。少しだけ、後ろ向いててもらえます?」
牢番「あほかーーーーー!!!!!!!」
牢番「裸になるならこれ、幸いだ。ここでじっくり見ててやらぁな。えへ、えへ」
 うわ、牢番何者?2重ボケスキル完備かよぉーーー!!!!!!!
 というかフィリア!この時代のセーラームーンを初めとする変身美少女アクションモノを、ものの見事にパロってます!
フィリア「ああ、世界を救うどころかこんなことになるなんて……」
 ここでジラス登場です!
ジラス「んばぁ〜〜〜!」(何こいつ。なんで脅かしにかかってんの)
フィリア「いやぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!ビシビシビシビシ(往復ビンタ)裸になんかなりませんからねぇ〜!」
 うわ、コブシひねった……。コークスクリューかよっ!!!!!!!

 ジラスとフィリアって仲いいですよね。こういう会話から始まって最後まで「姉さん」とフィリアを慕うジラス。こうした仲がグラボスにはないから、グラボス印象薄いんだよ…。
 そう、それはまるでNEXTですっかり2枚目役に昇格し、結婚までしたザングルスと、最後の最後まで印象薄かったヴルムグンのようだ!!!!!!!
 グラボス、あんたは私が付いている。三流雑魚役だからって、あんたを見捨てたりはしない!
 あ、でも会話面白くないから、カットね。

 ドラゴン裁判が始まります。
フィリア「裁判長、意義あり!」
 ああ、だめだよっ!そこは手をびしぃー!と突き出して「意義あり!」って言わなきゃあ!(昔のアニメにそんなことを要求しても…
 しかし……なんだなぁ、今回の裁判長にしても、おっさんが濃ゆいのう。
裁判長「さあ。このドラじゃらしで正体を見せるのじゃ!!!!!」
 想像してたけど、しょぼーーーーい!!!!!!!!!

 そこへ現れたリナ。
店主「ああ!こいつら食い逃げした野郎だ!」
 おお、ここで登場かよ、店主!!!!!!つーか、街ぐるみで裁判見てるのかよー!
フィリア「嘆かわしいですよ!リナさん」
リナ「あのね!誰のせいだと思って……」
グラボス「だぁーーはっはっは!これでどっちが英雄だかはっきりしたな!ドラゴンの仲間たちめ!」
アメリア「どうしてそっちが英雄なんですかっ!ドラゴンもトカゲも爬虫類同士。似たようなもんじゃありませんか!」
フィリア「……アメリアさん、そのトカゲってのはやめてください」
 ドラゴンってミルガズィアさんもそうだけど、みんな「トカゲ」って呼ばれるの嫌がりますよね。ドラゴンはスィーフィードが赤竜だけあって、神格化してるという自負があんのかな。

 余談ですけど、TRYでは「竜=神」的定義があって、これは「あーそうなんだぁ」的に受け流さなくてはなりません。
 ここを原作派としては、え、ドラゴンは竜族であって、神族じゃないでしょ?
 と、言いたいわけですよ。
 でも、なんだか、すんごくエライらしいんですよ。
 
 どうやら、神にはマジで神官や将軍といった、自分の部下を作るみたいな制度がないらしく、どーんと4体に分かれているだけっぽいんですよ。
 これは、ゼロスがフィリアに「火竜王さんはお元気ですか?」と言ってたことから、火竜王一派のゴールドドラゴンが、火竜王ヴラヴァザードを守っていることに違いはないのです。神官などの神族がいたら、そんな台詞は吐かないでしょう。
 
 同じようなケースが水竜王の騎士で出てきた空竜王ヴァール・ウィンでも言えます。こっちは、空竜王の力を自在に使える武器を持つ人間たちが、空竜王を祭りあげ、リナたちの魔道士協会が力を持った世界とは違い、巫女や神官といった祭司関連がめちゃくちゃ権力を持って支配している世界でした。

 ただ、両者とも守っているからと言ってそれが密接な関係か……と言われるとそうでもない。現に、空竜王は人間なんて何のその。魔族の栄養源だから狩られはしてもなくなりはしない……と何とものん気な台詞を言ってくれちゃいましたし、火竜王も「不毛なにらみ合い」ってヤツで火竜王一派のゴールド・ドラゴンが全滅しても結局姿を現しませんでした。

 どうやら、スレ界における神は、魔族と違って世界を守ろうとか、この世界から魔族を根絶やしにしちゃるっ!という意気込みがないようですねぇ。
 まだフィブリゾらが健気に働いてるので悲しくなっちゃう……。

 話が脱線しましたが、最後のアクション!
 魔法が全く発展していない火竜王地域(スレイ世界東方中部)の人たちは恐怖にかられ、リナたちは全く手出しができない。
 そこでフィリアを怒らせたゼロス。フィリアはついにドラゴン化!某東映特撮影のごとく暴れまくる!

リナ「ありゃーーー知ーーらないっとぉ……」
ガウリイ「あれはリナが切れたときと良い勝負だな」
ゼル「シルフィールといいアメリアといい……全く、巫女と言うやつは…」
アメリア「どういう意味ですか?」
 いや、そのまんまの意味だと思うよ。巫女3人集。……ついでに言えば、ナーガって正体が○○だから、巫女スキルあるじゃない……。やっぱロクなのいないよ、巫女さん…。萌えとかそんなレベルじゃないね。

 最後にゼロスがネタ晴らし。ガイドブックを渡し、ドラドラがゲテモノ料理で目も当てられないのを、話します。
 ここでゼロスっガイドブックとはニクイ演出!NEXTでも語りましたが、アニメゼロスの密やかな趣味は、旅の観光。セイルーンでは名物ソフトクリームを欠かさず、旅の泉でコインを財政難にも関わらず投げいれ、ここでガイドブックなるものまで購入しているとはっ!!!!!一番ミーハーな旅の仕方をしているゼロスなのでしたっ。

ゼル「ガイドブックってことは、あの街ではドラゴンがタブーだってことを、はなから知ってたんだな?」
アメリア「どうして最初に教えてくれなかったんですか?」
 生ごみって言われたからじゃない?
ゼロス「そりゃー決まってるじゃないですか!その方が面白いからですよっ」
 あ、そうなんだ。そりゃ失敬、失敬。
ゼロス「それにしてもあれは見事な暴れっぷりでしたね。僕見直しちゃいましたv」
フィリア「そうなの…そういうことなの。よくわかりましたっ!」

 といって、やっぱりフィリアとゼロスは冒頭のように喧嘩をしはじめるのでした。


 やー全体的にどうでもいい小話なんですけど、TRYはマニアにしかわからない原作設定や、無印時、NEXT時の準レギュラーキャラの名前を出したりと、会話のスキルはめちゃくちゃ高いですねっ!
 さすがに3年目に入ったスレイヤーズの脚本家たちのツーカーなやり取り。ファンにはたまりません。

 ってことで、次回もそんな小話一話ですが、これで火竜王着いちゃうからね……。どこらへんが、シリアスでどこらへんまでがギャグなのか、オリジナル設定だから当時はめちゃくちゃ線引きがたいへんでしたよ。
 そんな次回もお楽しみに!!!!!!

>をるたー(2006/08/03 13:26)
こんなところにひっそり出現。私の中ではガウリイは『ヒロイン』のハンコを押されていますww

TRY感想記第4話「東奔西走!ヤツの狙いはカタキ討ち?」
2006年07月30日 (日)23:10
TRY4.jpg 300×300 70K
アメリア「あんたがTRYから入ってきたヴァルガーブ?あたしはアメリア。無印時から居る所謂スレイヤーズ界の大御所ってヤツだけどさ。あんたに今日の戦いで一言言いたいのよ。あんたさ、敵キャラが女の子攻撃するときの髪の毛の掴み方って『こう』なわけ?えっ?何?聞こえないのよ!はっきり言えや!新人!!!!!!」 
 いやー……今回の戦いはほんと良く動くわかっこいいわで、さすがオープニング原画担当の戸部さんの回ですね。
 でも、アメリアの頭部を鷲づかみって…あれどうよ?
 あの上に生えてるえらく大きい前髪をわしぃ!って。
 普通女の子キャラが髪の毛を引っ張られるときって、後ろ髪をひっぱられて
「あうっ!」
とか言いそうなものじゃないですか。
 全く違います。わしぃって、マジ、アメリアの扱いが女の子じゃないですね。

 そんな踏んづけられたり、殴られたり、はたかれたり、髪の毛掴まれて思いっきり投げられるアメリア。フィリアやシルフィールでは絶対起こりえない敵のアクションを、平気で受けるアメリア。
 私はそんなアメリアが大好きです!!!!!!!さすが超合金娘!!!!!!


 ではまず、冒頭から。
 ゼロスを追って砂漠に出たリナ。そこへ現れたのはへそ出し細腰ヴァルガーブ!
ヴァル「ははははは!これがお前の実力か?え?リナ=インバース!」
と余裕のヴァルガーブ。
 結界が崩されると同時に始まる肉弾戦。すげぇ、リナが一回転して回って着地してる。そんな動画まで付けてくれるのは戸部さんだけだよ!
 まず、リナの小さな胸(げふっ!)に蹴りを入れるヴァル。それをガードしつつも吹っ飛ぶリナ。
アメリア「リナさん!はっ!」
 後ろに瞬間移動したヴァルがアメリアを例の鷲づかみして投げる!!!!!
 突っかかってきたゼルとガウリイは、不可視の衝撃波で吹っ飛ばすヴァル。
 さすがです、さすがですヴァルガーブ!
 男は指一本触れさせない。それでこそガーヴ命のBLの鏡!!!!!

リナ「なるほど、戦いを楽しんじゃうのもガーヴ譲りってわけ?」
 そうか、ガーヴもゼロスボッコボコにしてるときはスゴク楽しそうだったもんなぁ。
リナ「まあガーヴ並みってのは、自慢しすぎだとしても、なかなかやるのは確かみたいね」
ヴァル「ふん。ならそろそろ本気を出しな。それが、はるばるお前の命を狙ってやって来た者への礼儀ってもんだろ?」
リナ「あんたこそ初めて会う相手には、まずは手下の雑魚で様子を見るってのが礼儀でしょ?」
 えらい!よく言った!そうだよ、例えアルメイスの使いっ走りの中級敵役だとしても、まずは1回で死んじゃう雑魚を送りつけてくるもんだ!それが、アクションアニメの礼儀とは、さすがな言い切りです!

ガウリイ「リナ!」
 リナのピンチにはやっぱり過保護者ガウリイ!切り札の光の剣を出してヴァルに挑む!
ヴァル「ゴルンノヴァか!」
ガウリイ「なに!?」
リナ「ゴルンノヴァ?確かガーヴも光の剣をそう呼んだ……」
アルメイス「ほう……ラグドメゼギスと対成す物……ゴルンノヴァか……。何をしているヴァルガーヴ。さっさと奪い取れ!」
ヴァル「わかってるよ……まあ、そうあせんなよ。……どれ、そいつをこっちに寄越しな!」
ガウリイ「この、追いはぎ野郎っ!!!!!」
ヴァル「失敬な、ただ返してもらうだけさ」
ガウリイ「何?」

 光の剣を含むダーク・スター五つの武器を手に入れようとしているヴァルガーブ一派の、最初のゴルンノヴァ争奪戦です。
 ガウリイの「追いはぎ」発言も言い方妙ですが、ヴァルガーヴ……失敬って、……失敬ってお前……ちんぴらなのか、紳士なのかよくわかんない言い方だな、おい。
 さて、このピンチをどう切り抜けるかというと…すごいです、これは感動しました。

 アメリア・ゼルガディスのダブル・ボム・ディ・ウィン!!!!

 念の為言って置きますが、魔族に精霊魔法は効きません。つまり、これはヴァルガーブへ向けられたものではなく、捕らえられてるガウリイへの攻撃!
 ヴァルもさすがに味方を揃いも揃って吹っ飛ばすとは考えていなかったらしく(まるでナーガに対するリナの動きじゃん……これ……)見事に吹っ飛ばされるガウリイ!

 ああ、唯一空の飛べないキャラのガウリイは木の葉のように舞い飛ぶ!

 それを拾ったのは……出ました、真打!ゼロス!!!!!!!!
 TRY初の公式出場。格好にも気合が入ってます。
ゼロス「探しましたよ、ヴァルガーヴ」
 おおお、石田声顕在っ!瞳解禁!!!!これぞ、ゼロス!!!!なんてむせび泣いているファンを尻目に、足だけ掴まれていたガウリイは、ほいっと投げ捨てられる。

 魔族同士の攻防の苛烈さはそれまでの非じゃありません。ゼロスが来たことで体制崩れたヴァルを、一気に畳み掛けるリナとゼル!おっと、ゼルお得意のラ・ティルトきたーーーーーー!!!!!!!!!

ガウリイ「あんまり俺を舐めるなよ!いつまでも影が薄いと思ったら大間違いだぜっ!!!!!」

 あ、ガウリイ復活したんだ。復活速度がナーガ並みだなぁ、おい。というかTRYにおけるガウリイの立場は半ナーガだよね。ひどいなぁ、アニメスタッフ(笑)さすがに味方に吹っ飛ばされ、ゼロスに投げ捨てられたのは頭に来たのか、気合入っております。
ヴァル「なにムキになってんだよ」
 ほんとだよね。

ヴァル「見事な連携プレイってヤツか?寄ってたかってヒドイ奴らだぜ」
リナ「今更、正々堂々…なんて言うつもりじゃないでしょうね?ガーヴは同じ条件でこっちを圧倒したわよ?」
 まあ、ガーヴにはセイグラムが居たけどね。セイグラム居ないときは、ゼロスもいなかったし。……作家にも忘れられるセイグラムって一体……。
ヴァル「なるほど…ガーヴ様並みだと証明するには、全員同時に相手にしろ……か……。ふふふ、見え透いた挑発だが面白い!やってみろ!」

 とここで起こる地震。
 一瞬の隙も見逃さずゼロスがヴァルを攻めるが、これは失敗。ゼロスはアストラル界での追撃の成功率が低いのです。そりゃ……正体が錐じゃなぁ。

 地震の正体は砂族の聖剣を抜こうとしたからでした。地震の揺れが収まってから、端と気付くとゼルに寄りかかってるリナのサービスショットv
 これはNEXT18話で、アクア婆ちゃんの登場でビックリしてガウリイに引っ付くリナの対の場面……と考えていいショットですが、このときのリナの反応が面白い。
 ガウリイのときは「んっ!」と押し払ったのに、ゼルのときは「やっだ、あははは」と言って不安げなアメリアにそっと位置を譲る。どっちも色気ないけど、ゼルにはちゃんと礼儀通してるリナなのでした。


 いやーーー前半戦の息もつかせぬ猛ダッシュ!私はTRYの戦いの場面でもやっぱりここが一番好きです。すごく凝縮していて、緩急のバランスがとても取れています。
 そう、ここからはゆっくり。ゼロスの再登場からテンションは一気にギャグモード。

ゼロス「いや〜〜〜残念残念。今一歩のところで取り逃がしてしまいました。さすがに一筋縄では行かない相手でしたねぇ!おや!皆さん!こんなところで会うなんて、いやぁ奇遇ですねぇ〜!」
リナ「ゼロス〜〜〜うっ!やだ〜〜〜〜これも何かの縁ね!」

リナ「ってぇ言うとでも思ったか!このすっとこ神官!!!!!あんたねぇ、何回あたしのこと利用すれば気が済むのよっ!!!!!」

 あーこういうところの会話がゼロリナの必殺技。腹芸。
 ゼロスとリナの会話は、ゼルとリナに続き高度な含み持ってて味があります。ガウリイとリナはありえません(笑)

 ゼロスはガーヴの残党狩り(やっぱ魔族でもこういう反乱は根絶やしにするんですね)を行っていて、ヴァルガーヴを追っていた。一方ヴァルガーヴは光の剣奪取と、ガーヴの仇であるリナを討つ為に襲おうとしている。そこでゼロスは、リナを敵の襲わせやすい人気のない砂漠へ誘導した。
 という嫌な三角関係(byゼル)によってリナたちは再びゼロスと合流したことを聞きます。
 砂に埋まったフィリアを探しつつ、前半終了です。



 まあ……ここは、事実を説明するため……そういう風に言うしかないのでしょうね。
 でも、補足させて頂くと、ヴァルガーヴとアルメイスは主従関係でなく同盟であることを臭わせることと、ヴァルガーヴの目的はリナの敵討ちと銘打ってしまうのではなく、魔族も竜族も、世界の全てを憎んでいることを、少しは説明すべきだったでしょう。
 フィリアが全く参戦しなかったのも、私的にはNGです。フィリアはマルチナと違って、TRYの重要な役どころなので、もう少し絡ませないと立ち位置がわからなくなってしまいます。
 ここらへん、完成された媒体のない話を作るときに失敗しやすい現象ですね。
 この話を考えたのが監督と主にシリーズ構成をしている高山さんでしょうが、3,4話は高山さんが脚本を描いていません。だから微妙にヴァルガーヴの性格が高山さんの担当した回と違うんですよ。
 これはヴァルガーヴの難解な行動を、更にややこしくしているのです。
 ヴァルがわからない……と思ってしまうのは、この3,4回のヴァルガーブと後のヴァルガーブが全くと言って良いほど性格が違うため。
 ここは全く別であることを、知っておいてから続きを見たほうがいいです。

 それにしてもこの3,4話のヴァルガーブのかっこよさはちょっと反則……。長谷川さんの脚本なんですが、もーこの畳み掛けといい、ガーヴっぽいチンピラぶりなどが最高です!
 ほんとは、もっとガラスのハートを持った傷ついた暗いヤツ(笑)なのですが、初登場時のかっこよさ故にね、騙されてしまうんですよ。

 でもこれは分けて考えておかないと、のちのちTRYがわかんなくなってしまうので、そこんとこは脚本家が違い、大元の媒体がないテレビ・オリジナルシナリオ故の誤差だと思っておいた方がいいです。
 無印・NEXTは一貫してベースの小説があったので、その小説の不足点を補足した上で放送されましたけど、今回はベースが打ち合わせという至極曖昧なものからスタートしたために、ヴァルガーブの動機付けがずれてしまったのです。
 そんなところが、フィリアやアルメイスにも見られるのですが、そこはもう仕方のない誤差ですのでね。全体像として補いつつ見るしかありません。
 というかそれでもTRYの脚本家の方たちは原作の軽妙さ、会話の面白さを存分に生かしてシナリオ作られるんで、ほんと凄い方たちなんですよ!
 これは私の、無茶を承知で言っている欠点ですので、否定しているわけではないのであしからず、ご了承ください。
 TRYが嫌いで言っているわけではないんですが、シリーズ中一番未完成だとは思っています。だから、そこらへんを保管しつつ見るのが必須事項なんです。そして、何よりTRYわかんねーというアニメ否定派さんにこそ、正しい目でもう一度見て、その素晴らしさを再確認して欲しいのです。



 さて、では、後半行きましょう。

 砂族の聖剣は魔物を封じ込める鍵でした。それを見抜き利用するヴァルガーブ。そしてパワー補給のため、アルメイスからダークスターの五つの武器の一つ、ラグドメゼギスを借り受けます。

フィリア「ひどいっひどいリナさん。私を忘れただけでなくこぉんな魔族と親しげに話すだなんて」
 おおっ!キタキタ、フィリアと初対面、ゼロス!降魔戦争で竜族を壊滅にまで追い込んだ悪魔の中の悪魔(byフィリア)のゼロスと、神に直接仕えている竜族でも血統付きに血筋の良いフィリア。
 この二人の生理的な嫌悪は、TRY全般を通して楽しませてくれます。というよりこのフィリアのツンデレ具合は、今の時代の先取りそのものですね(笑)

フィリア「リナさんは私が見初めた方です(この言い方おかしくない?)何のつもりか知りませんが、横やりはやめて!邪魔しないで!!!!」
ゼロス「そんなぁ邪魔するだなんて!……ああ、なるほど。あなたはあなたでリナさんを出汁にしようとしていたところ、僕に先を越されて面白くないというわけですか」
フィリア「私の出汁は出汁でも、世界の危機を救うという崇高な出汁!……魔族なんかの個人的な出しとはわけが違いマス」(フィリア…なんだその矛盾だらけな理屈)
ゼロス「でも出汁は出汁でしょ?」(突っ込んでるけどビミョーにツッコミどころが違ぇ!

ガウリイ「なんかアノ二人……ものすごく仲が悪そうだな」

 ゼロスが話の流れから砂族の聖剣のことを持ち出し、砂族の村が襲われたのを知るリナたち。
アメリア「くぅ〜〜!全くゼロスさんってば襲われてる村を見捨てて来るなんてっ!信じられないです!!!!」
ゼロス「はぁ、でもヴァルガーブがいなければ、僕には直接関係ないことですから」
リナ「あんたのお役所仕事は顕在だわ」
 ここらへん、ゼロスですよねぇ。まあ、魔族だから…アメリアもこのくらいしか言えないんでしょうねぇ。気まぐれジョーカーゼロス。

リナ「砂族のお宝は私のものよーーーー」
と、フィリアとゼロスを残し、さっさと行ってしまうリナたち。
 残されたゼロス。一応社交辞令にフィリアに話しかけるが…
フィリア「きゃーーーーー!この線から近づかないでっ!このゴキブリ!生ゴミ!近寄ったら容赦しませんからね!リナさーーーん!」
 ですもんね。……ゼロスもジョーカーといえるほど、強くないな。うん。


 さて、後半戦!今回は砂族の魔物&ヴァルガーブVSアメリア・ゼル・フィリア・ゼロス&リナ・ガウリイ。
 やっぱりここらへんも動きが凄い!ラグドメゼギスVSゴルンノヴァです。

 一方ゼルたちは聖剣を取り返し、元の封印場所へ戻して魔物を沈めるべく奮闘。ここも名言。
ゼル「お前体重幾つだ?」
 もちろんアメリア、聖剣でツッコミ。今回も名言多いな、さすがギャグ脚本書かせるとスレ一上手い長谷川さんの回です。
 ゼルが効いた理由は、アメリアを人間大砲にして一気に聖剣を封印場所まで飛ばす為です。アメリアにボム・ディ・ウィンをかけるゼル。
 あれれ、ゼルのボム・ディ・ウィンって、記憶が確かならNEXT2話で盗賊のアジトを一気にぶっ潰すほどの威力があったよね?…………案の定、めちゃくちゃ飛ばされ、身体をあちこちぶつけ、最後は自力のレビテーションでたどり着くアメリア。……グッジョブ!

ヴァル「どっちの武器が強いか勝負だ!」
リナ「駄目!挑発に乗らないで!」
ガウリイ「俺はもともと長髪だ!」
 寒っ!!!!!!ガウリイさむっ!!!!!!

 とラグドメゼギスと直接合間見えてしまったガウリイ。武器同士の暴走で、両者とも制御できず。
 そこに現れたアルメイス!
アルメイス「引け」
 とただ一言。
 かくして、ヴァルガーブは引き下がり、リナたちは2話にまたがる戦いを終えたのでした。

 この悪役っ気満々のアルメイス。さらに次出るときはアメリカンクラッカー片手にいじけるヴァルガーブ。感想記で名前をはじかれまくっているジラス・グラボスらと今後どうなる?
 彼らが世界の危機なのか?というわけで、次回へ続くぅ!!!!!!

2004年にお越しのあぼーん様へ
2006年07月30日 (日)13:36
toabon.jpg 400×450 86K
感想記とは関係ない私信なのですが、こちらから連絡するより手段がないのでこちらに書かせて頂きます。

この感想記にはコメント欄がついているのですが…私は記事一つ一つにチェックしているわけではなく、ときどき見直した際コメントが付いていれば返信する……といった具合に、ひどくあいまいな返事をしてきました。

ところが、1ヶ月前、無印の回を見直した際、全話分のコメントを寄せてくださっていたあぼーんさんを初めて見つけました。
投稿時期が2004年……がくぜんとしました。
ずっと放置しっぱなしだったんですね。

サイトのもっと目が届くところ……メールか掲示板でしたらすぐに返信いたしましたのに、どうして無印の回にずっとコメントを…と最初不思議だったのですが、その理由はもっと根本的なところでした。
この日記をサイト外部から検索などで見た場合、本部に戻るリンクが何もないということです。

実際、今来てくださっている方の話から、感想記をたどってサイトをみつけたかったけど、リンクが何もないからわからなかった。
という話を聞いてますますその線が高まり……こうして、ここに謝罪とお礼を述べさせていただくべく投稿しました。

……もう見てないとは思います……。コメント投稿から2年。
これについては本当に、申し訳ないと思っています。
管理が行き届かず、メッセージが届かず、申し訳ありませんでした。

コメントを一話ずつみさせていただきました。本当にありがとうございます。
全体を通して、あぼーんさんがどれだけスレイヤーズが好きか、伝わってきて嬉しかったです。

そして最後になりましたが、あぼーんさんがおっしゃっていた「エリス」をNEXTの最後の絵っぽく描いてほしいといった絵を、本当に、本当に今更なのですがアップしました。


原作エリスは居ませんが、最後の瞬間の手の伸ばし具合とか、「所詮コピーはコピー」と最後までコピーレゾの存在を否定し続け、亡きレゾを思い続けたところなどをイメージし、描いたものです。

許していただこうとは思いも寄りませんが、メッセージが届かなかったわけではなく、遅れながらも届いたことを、そしてそれを私が心の底から喜んでいたことをお伝えしたいと思います。

どうもありがとうございました。


というわけで、TRY編、いつになるか〜〜〜あああ、わかりませんが、まだまだあきらめるつもりはございません。

頑張ります!お見捨てずご覧下さい!

ちなみに当サイトはカルテット。http://a-quartet.net/
リンクはその内作りますが、できれば……サイトトップも覚えていておいていただけると嬉しいです。



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