2004年09月12日 (日)20:35  アメリア「正義戦隊!ドラグレンジャー!!!!」 アメリア「激闘!ドラグピンクの巻」
ジャン!
というわけで、第二回夢オチシリーズは正義戦隊ドラグレンジャーですっ!タイトルをアメリアが乗っ取るという非常識な展開!行く手をはばむ白けた仲間たちっ!一人熱血ドラグピンク!行け行けアメリア!どんどん進め!正義がキミを待っている〜!読者はそれを笑ってる〜!る〜るるるるるっるーー!今日もいい天気だ!
ナレーション(ゼロス)『単独行動の最中、ドラグピンクことアメリアは、グッツを売りさばく秘密結社、ゾアメルグスターの女幹部、マルチナを発見した。秘密結社ゾアメルグスターのアジトを探るべく、マルチナの後を追うアメリアだったが、待っていたのは卑劣なる罠だった……。』 マルチナ「おーーっほっほほほほ」(エコー付き) マルチナ「罠だと知らずノコノコ付いて来るとは、案外お馬鹿ちゃんだったのね!ドラグピンク。」 アメリア「あっ!その声は女幹部マルチナ!!!!」 マルチナ「ふふふふふ…。いくらお前たちが強くとも、一人一人では我が戦闘獣に敵うまい!さあ!やっておしまい!ハサミグスター!」 ハサミグスター「せいら〜〜〜すぅ!」(ごめん、聞き取れません) アメリア「…たとえ一人でも…わたしの正義を愛する心を消せやしないわっ!」 マルチナ「小ざかしい台詞を…!行け!ハサミグスター!!!」 ハサミグスター「せいらぁーーーー!!!!!」 SE どひゅーーん!!!! アメリア「ああっ!」 マルチナ「所詮強がりを言ったところでこの程度。さあ、あの世に行く時間よ!」 アメリア「……ここまでか……。」
いきなりBパート。しかも20分前後くらいの展開から始まるドラグレンジャー。(時間ないもんね)って、ナレーションのゼロスがいかにも傍観者でいい感じですが、実は二役だったりします。お金ないみたい…、ドラグレンジャー。 いつも唐突な出だしですが、このドラグレンジャーは前振りがあったのです。それは前回のラジオドラマ「闇に住まう村」の本編中、リナが村おこしのため提案したのがアクションショーだったことです。原作では「宝探し」だったのですが、そこをドラマではアクションショーに変えたんですよね。それにすごい勢いで話に乗っていたアメリアがこういったのです。
アメリア「はい!はーーい!わたしにグッドアイディアがありまーす!子供のハートをグッと掴むにはヒーローショーがベストです。カラフルな衣装を纏ったヒーロー。その名も『正義戦隊ドラグレンジャー!』。」 リナ「う〜ん、ナイスかもしれないねぇ!」 アメリア「リナさんがドラグレッドで、わたしがドラグピンク!」 アクションショーをやるのは暗殺者の村人だろうに、自分で役をやりたがるアメリア。 ガウリイ「じゃあ、オレがドラグブルーで、ゼルがグリーンか?」 ゼル「俺もかっ!?」 アメリア「ええ〜!ガウリイさんは『いつもカレーを食べてる』イエローですよぉ。」 ※キグルミ戦隊の掟1 黄色はカレーを食うギャグキャラ ガウリイ「なんでだよぉ〜。」 ゼロス「ボクはブラックということで…。」 マルチナ「あっ!じゃあ私は!?」 リナ「あんたはね、悪の軍団ゾアメルグスターの女首領ってとこかなー。」 マルチナ「なんでそうなるのよ。」
というわけで、設定はそのまんまだったりするんですよね。さすが、アメリア。よっぽどやりたかったんだなぁ。しかし、どうしてこうまでベタにできるのだろう。ヒーローオタクならではの、ナイスな筋書きであります。 んもう、マルチナがいつもと変わらないような露出度の高い服を着て、目の下に星型のタトゥーなんて張っちゃってるのが目に浮かぶようにわかります。きっと洞窟の高いところから見下ろしてるんだろうなぁ。 そして、戦闘獣「ハサミグスター」。元ネタがっ!こんなパロやって怒られないのかなぁ。ラジオだからいいのか? ふっふっふ。そしてヒロインの(ヒーローの場合も多し)ピンチに現れるのは?以後第二話の続きです!
リナ「ダム・ブラス!」 SE ドガッ マルチナ「くっ!何事かっ!?」 リナ「助けに来たわよっ!アメリア!」 アメリア「リナさ〜〜んっ!」 ガウリイ「よう!」 ゼロス「相変わらず無茶する人ですねぇ。」 ゼル「いつも言ってるだろうが!…一人で先走るんじゃないって。」 アメリア「ゼルガディスさん!みんなもっ!」 マルチナ「クッ!おのれ〜〜!」 リナ「さーあ、あたしたちが来たからには、もう好きにはさせないわよ。」 ゼル「よくもアメリア一人をいたぶってくれたな。」
…さすがアメリアの夢。なんだかリナはヒーローだし、ゼルがアメリアフィルターに包まれた台詞を吐いております。きっ気のせいではないでしょう。そう言えば前回のリナの夢ではガウリイがメチャクチャ押し強かったり……皆様いい具合に自分に都合の言いようにキャラを変えていますねぇ。恋は盲目。好きな相手にピンクフィルターがかかってますねぇ。 しかしゼルに関しては、叱りながらも自分を気遣ってくれている。そんなフィルターがアメリアにあったとは…。いいですねぇ、いかにもアメリアらしい。 ガウリイがぞんざいな扱いを受けて、「よう!」の一言なのには少々引っかかるものが…。しかし、まぁ、それはTRYの11話で話せばいいことですね…。 さて、続きです。
リナ「みんな!変身よ!」 みんな『ドラグ・チェーーーーンジ!!!!』 SE ヴゥゥウウウン! ナレーション『腕のブレスレッドが輝き、リナたちの身体をカラフルなドラグスーツが包み込んでゆく。』 うっわーー!安易に想像できてしまう加減がダメダメだぁ、私!(セーラームーンっ子世代) リナ「傍若無人!ドラグ・レッド」(シャキーーン) ゼル「沈着冷静!ドラグ・グリーン」(シャキーーン) ガウリイ「大胆素敵!……不敵。ドラグ・イエロー」(シャキーーン) アメリア「絶対正義!ドラグ・ピンク」(シャキーーン) ゼロス「暗中飛躍!ドラグ・ブラックです。」(シャキーーン) みんな『無敵最強!正義戦隊!ドラグレンジャー!』
ガウリイ間違えんなよ。でもそのままの方が合ってるよ☆アメリアのは造語でしょうか?他は「まさに彼らの4文字熟語」といったところでしょうか。試験に役立ちますね!…今更だけどさっ…。
マルチナ「おのれ〜ドラグレンジャー!ええいっ、でも5人揃ったからと言って、まだ負けたわけではないっ!者ども、かかれ!!!」 雑魚「イーー!イー!」 イーってアンタっ。いいのか?だからその元ネタ… リナ「みんな行くわよ!」 みんな「おうっ!」 リナ「ダム・ブラーーァス!」 SE ドガーーン 雑魚「イギャァーーーァア!」 ガウリイ「光よ!」 SE ジャキーーン 雑魚「イーーーーーーィ!」 マルチナ「きぃ〜〜〜っ!」 ガウリイ「…ところで、なんだな。オレたち変身したからといって、何が変わったんだ?普段とやってること変わらんぞ?」 リナ「しーしぃーー!黙ってればわかんないわよ。」 マルチナ「おのれっ!―ハサミグスター!あとはお前だけが頼りよっ!」 ハサミグスター「ぐふふふふ……。せいらーーーすぁ〜〜!」 アメリア「ドラグ・レッドっ!こっちも『ドラグ・ハリケーン』で一気に決めちゃいましょうっ!」 リナ「よっしゃ!」 SE シャキーーン(ボールの出る音) アメリア「ハリケーーン・ボーーール!ええいっ!行きますよぉーー!グリィィィイイイン!!!!」 ゼル「おおうっ!イエローーーー!」 ガウリイ「おりゃ〜〜〜っ!ブラックっ!」 ゼロス「行きますよぉ!レッド!」 リナ「――黄昏よりも暗きもの 血の流れより赤きもの 時の流れに埋もれし 偉大なる汝の名において 我ここに闇に誓わん――」 アメリア「へっ?」 リナ「――我らが前に立ちふさがりし すべての愚かなる者に 我と汝が力持て 等しく滅びを与えんことを!」 リナ「ドラグ・スレーーーイブ!!!!!」 SE ドカ〜〜〜〜ン マルチナ「ひや〜〜〜〜〜ぁ!」 ハサミグスター「せいら〜〜〜〜〜ぁぁああ」 お前は結局せいらーの後に何が言いたかったんだ? SE ポンっポンポン(ハリケーン・ボールが虚しく跳ねる) リナ「ふっ!ちょろいわね〜〜。」 アメリア「”ちょろいわね〜〜〜”じゃないでしょ!レッド!ドラグ・ハリケーンはどうしたんですかっ!」 リナ「いや、こっちの方が手っ取り早いかなーー?って。えへへ。」 アメリア「せっかくみんなで、かっこよく決めようと思ったのにぃ。リナさんのブァカーーーー!!!!!」
というわけで、せっかくの必殺技をリナのドラグスレイブで台無しにされたアメリア、「ブァカーー」を絶叫する…の巻でした。聞いてみるとほんと、「ブァカー」ですよ。あーー、リナたちの戦隊パロディー。もう大騒動で楽しかったです。是非やってみたかったネタ第二段でしょうね。アメリア主役なのも頷けます。さて、ここからがオチ。
アメリア「リナさんのバカーーー!」 リナ「やっかましいっ!」 アメリア「…あれ?ここはどこですっ!ドラグ・レッド!」 リナ「何が『ドラグ・レッド』よっ!ここは、『宿屋のベット』の上!決まってんでしょっ!」 アメリア「ええ〜〜っ!それじゃあドラグ・レンジャーは?悪の秘密結社、ゾアメルグスターは!?」 リナ「んなの、おかしな夢でも見たんでしょ?もー、どんな夢見ようとあんたの勝手だけどさっ!あたしを起こすのやめてよね!!!!寝不足は美容の大敵なんだからっ!!!!ふあ〜〜〜あ。あんたも静かに寝なさいよぉ〜…。」 アメリア「そんなぁ〜、あれが夢だったなんて……。」
アメリア「よし!もう一回寝よ!今度はあたしが誰かを助けに行くパターンで!」 アメリア「ぐが〜〜〜〜。」
というわけでした。続きの夢を見たがるところが「あ〜〜」って納得できますねぇ。しかし、やっぱベタな筋書きのパターンを幾つか持っていたか、アメリア。 もう、アメリアの正義オタク(原作だと正等ヒロイックサーガだけど、アニメだとまんまヒーローオタクだもんね)ぶりが、如何なく発揮されていた回でした。 ちなみにガウリイはTRY18話『適材適所!正義の里のアメリア』でもやっぱポスト・イエローだったのが、最高に可笑しいです。
さて、次回はついに……ゼルガディス!悶絶の彼の心の叫びを今ここに!原作ゼルファンはどう思われたのでしょう。ちょっと空恐ろしい気もしますが、愛しのゼルの回をお届けします! |
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